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2023.12.27お知らせ

東京都立赤羽北桜高等学校で防災教室を実施しました ~防災教室実施リポートVol.18~

  この度、10月30日(月)に、赤羽北桜高等学校にて保育・栄養科の1年生123名を対象とした非常食についての防災教室を実施しました。
  初めに自宅にある非常食を周囲と報告し合い、どんなものがあったか全体で共有すると、各家庭で様々な食品を備えていること、また備えていない家庭もあることが分かりました。
  その後「CoCo壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」を実際に作り、災害時に必ず必要になる水を節約するための工夫を実感した様子でした。
  カレーライスが出来上がるまでの間に何故非常食が必要なのか、どんな種類があるか、選び方のポイントを伝え、アルファ米の製造方法を視聴しました。
  試食の感想は「非常食のカレーのお米はおかゆくらいやわらかくなると想像していたけど普通のごはんの固さと一緒ですごい!」「美味しい!」と生徒の想像以上の味と食感だったことが伺えました。




 災害時に自宅以外で避難する場合、多様な人々が集まり、アレルギーや宗教上の理由で食べ物に制限がある方がいること、在日、訪日外国人の増加と、世界では宗教や信条を持つことが当たり前であること、それに対応した尾西食品のフードダイバーシティの取組を伝えました。
※フードダイバーシティに対して授業後に様々な感想をいただきました。(一部抜粋)
・非常食はこどもから高齢者まで食べられるから何かあったときのために持っていたい
・海外の方の事まで考えた商品だとは思いもしなかった
・尾西食品の考えは現代に近いものだと思った
・誰ひとり取り残さないというのが一番印象に残りました



 また今回の防災教室は「生活産業基礎」という職業について学ぶ科目中での取り組みであり、生徒の感想から特定原材料を使用しない商品づくりについての驚きや、パッケージのささいなことのように感じる部分も災害時を想定してこだわっているだという「ものづくり」の目線で授業を聞いてくれた様子が分かり、印象的でした。
 
 
尾西食品は今後とも各地域や自治体との連携を図りながら、非常食を通じて、被災体験のない子ども達にも災害の備えを自分事として意識してもらえるような啓発活動をしてまいります。

尾西食品の防災教室について■
 昨年より、SDGsの課題解決や探究学習を実施している学校から、企業取材や防災教室の依頼が増えており、そうした教育現場の要請にこたえるべく、新しい体験型の“防災教室”として、オンラインでも受講可能な講座を実施しております。
※「防災教室」 詳細はこちら https://www.onisifoods.co.jp/school/

 東日本大震災を契機として、企業や学校でも防災への取り組みが進む中、2020 年より文科省指導要領の改訂に伴い、新しい時代に対応する「防災教育」が掲げられ、教科書・マニュアルにとどまらない「主体的」な学びが求められております。尾西食品では学校や企業と連携し、「非常食」を通じて未来を担う子ども達に防災や備えの大切さを「体験」しながら知ってもらう活動や取り組みを進めています。