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2023.03.20お知らせ

防災教室シリーズVol11. 成蹊小学校 防災教室 オンライン実施リポート  ~授業を通し防災を“自分ごと“へ・体験型学習でさらに深い学びに~

尾西食品株式会社(本社:東京都港区 代表取締役社長 古澤紳一 ※以下、尾西食品)は2月9日(木)に成蹊小学校(東京都武蔵野市)との取り組みで、オンラインにて防災教室を実施しました。

 

 成蹊小学校では以前より防災の取り組みを進めており、東北被災地と連携した授業なども行われています。そして今回、4年生約 120 名を対象にアルファ米の防災教室を実施しました。

 事前に児童には、各自宅に備えてあるものを調べて来てもらい、アルファ米、缶詰、ライスクッキー、水、カップラーメンなど、様々なものを備蓄していることを教えてくれました。

 児童の中には、以前にもアルファ米を食べたことがある児童も多く、授業を通してさらにアルファ米や非常食の重要性について学んでもらう機会になりました。

また、児童からは、今回の防災教室の実施にあたり、事前に多くの質問が寄せられました。 ※一部抜粋
・非常食を作るとき、何を意識して作っているか
・非常食はどうやって長持ちさせるのか
・なぜお湯や水を入れるだけで作れるのか
・非常食の賞味期限はどういう風に決まるのか
・フード・ダイバーシティの意味を教えてほしい
・災害バッグに入れておいたほうがよいものなどあれば教えてほしい

 事前の質問も踏まえながら、授業の中で、非常食の重要性や種類を伝え、アルファ米の製造工程を見てもらった上で、実際に「水」でアルファ米「尾西のたけのこごはん」を作る体験をしてもらいました。児童同士で意見を交わしながら、途中質問の声も多く挙がり、高い関心を持って楽しく学んでもらえた様子が伝わりました。

非常食講座を体験後、感想が届きました。 ※一部抜粋
<当日の感想>
・非常食にも色々な種類があって非常時でもご飯の味に飽きないから、普通のご飯みたいだなと思いました
・非常食は美味しくないイメージがあったけれど、食べてみると甘くて美味しくて、これが防災以外にも家で食べられたらいいなと思いました
・想像以上に美味しく、家に帰ってから授業について家族に話をし、早速備えることにしました。近いうちに食べてみたいと思います。
・特に赤ちゃんや年配の方でも食べやすいようにおかゆタイプも売っている事は知らなかったので、驚きました
・家にある非常食は賞味期限が過ぎているものもあったので、「ローリングストック」の大切さも知りました
・家の備えももう少し見直さないといけないと思いました
・尾西のアルファ米の原点が誕生したのが戦争中だと知りませんでした。アルファ米の技術はすごいなと思いました
・簡単にできそうだったので、もし、親がいない時に震災が起きても、一人で作れそうだったので、安心しました
・この授業がなかったら、こんなに美味しい非常食に出会うことができなかったから、この授業ができてよかったで
・今まで災害を体験したことがないから災害の時のことを考えながらたけのこごはんを食べました。災害時にこのような食べ物が食べられるというのは幸せだと思います
・とても学びになった授業でした。他にもアドバイスなどを教えてくれたので、災害が起きた時のイメージが少し増えて、良かったです
・アレルギー物質 28 品目を含まない商品や、宗教の対応までされていてすごいなと思いました

 

 授業を通して、非常食のイメージが変わったという児童が多かったこと、また学んだことや感じたことを家族と共
有し、話し合いの場を設けたりすることで備蓄を見直したり、考えたりする機会に繋げてもらえました。未来を担う児童たちが「防災」を自分ごととして捉え、活動していく姿が印象的でした。
 非常食だけでなく尾西食品では、一人でも多くの子ども達に身近な「食」を通じて防災に興味を持ってもらえるよう、今後も防災教室を継続してまいります。

■尾西食品の防災教室について■
 昨年より、SDGsの課題解決や探究学習を実施している学校から、企業取材や防災教室の依頼が増えており、そうした教育現場の要請にこたえるべく、コロナ禍での新しい“防災教室”として、オンラインでも受講可能な講座を実施しております。
※「防災教室」 詳細はこちら https://www.onisifoods.co.jp/school/


 東日本大震災を契機として、企業や学校でも防災への取り組みが進む中、2020 年より文科省指導要領の改訂に伴い、新しい時代に対応する「防災教育」が掲げられ、教科書・マニュアルにとどまらない「主体的」な学びが求められております。尾西食品では学校や企業と連携し、「非常食」を通じて未来を担う子ども達に防災や備えの大切さを「体験」しながら知ってもらう活動や取り組みを進めています。