防災教室シリーズVol.5 酒田南高等学校 家庭科 食育調理コース オンライン防災教室 実施リポート～アルファ米の試食体験・非常食を“身近なもの”として考える～

　アルファ米等の長期保存食を製造・販売している尾西食品株式会社（本社：東京都港区 代表取締役社長 古澤紳 一 ※以下、尾西食品）は、地域社会や自治体と連携のもと、子ども達に防災や備えの大切さを「体験」しながら身近 に感じてもらう活動を進めております。この度、８月２９日(月)に、学校法人 天真林昌学園 酒田南高等学校（住所： 山形県酒田市 ※以下、酒田南高校）との取り組みで、オンライン「防災教室」を実施いたしました。

　　

　今回は、酒田南高校の「家庭科 食育調理コース」の学生 27 名を対象とした防災教室を実施。酒田南高校は、今年度「アクサ ユネスコ協会 減災教育プログラム」の指定校として選ばれており、防災や減災の取り組みや活動を積極 的に行っています。
　まず初めに生徒たちに「自宅に備蓄があるか」「なぜ非常食が必要か」などについて考えてもらい、非常食の必要 性や種類を説明。その後、動画でアルファ米の製造工程を学び、実際に作って食べてみる体験学習をしました。生徒 からは、「作り方が簡単だった」「非常食のイメージが変わった、美味しい」などの感想があり、実際に体験したことで 非常食の印象が変わったことがうかがえました。

事前の生徒へのアンケートによると、約 9 割が自宅に災害時の食品を「備えていない」また、「備えているかわからな い」と回答。ローリングストックについても「聞いたことがない」という声が多くありました。尾西のアルファ米商品は 安心安全で環境に配慮されていること、アレルギーやハラール対応も取り揃えていること等を説明。非常時だけでな く日常の生活に取り入れることが出来、アレンジして楽しく食べることが出来ると伝えました。

今回の防災教室実施後、生徒からは以下、様々な感想が寄せられています。

※一部アンケートより抜粋 ＜非常食を食べた感想＞
・非常食に対するイメージが変わった。想像以上に美味しく、作り方も簡単なので、いざという時に備え準備したい。
・アルファ米にお湯を入れるだけで、炊きたてのお米の美味しさが楽しむことが出来、驚いた。
・（「CoCo 壱番屋監修 尾西のカレーライスセット」を食べて）カレーの具がしっかりとしており、いつも食べている食 事と変わりなかった。
・自宅でも非常食の様々な味の食べ比べをしたり、アレンジに挑戦してみたい。

＜防災教室の感想＞
・いつ、どこで、何が起こるか分からないので、普段から非常食を準備し、災害に備えたい。
・食べやすさ、作りやすさも考えて作られていると知り、感動した。
・非常食の種類の多さに驚いた。家庭でローリングストックを実践していきたい。
・アレルギーやハラールの対応商品が多いことを学んだ。様々な方が安心して食べることが出来るのは素晴らしい。
・非常食にはあまり良いイメージがなかったが、防災教室を通して、良い印象に変わった。
・自宅には缶詰や乾パンしかないので、アルファ米も準備したいと思う。
・今回の防災教室を生かして、家族で備蓄を考えようと思う。
・非常時以外にも、アウトドアでも活用されていることを学んだので、機会があれば楽しんでみたい。

　　

　今回の防災教室は、子ども達が「自分ごと」として防災や非常食について深く考える機会としていただけたようで、 参加後の感想からも、災害時の備えに対する意識の変化や今後も実践していきたいという意欲がうかがえました。 一人でも多くの子ども達に身近な「食」を通じて防災に興味を持ってもらえるよう、防災教室を継続してまいります。

関連記事はこちら
https://www.yamagata-np.jp/news/202208/30/kj_2022083000812.php

■尾西食品の防災教室について■
　昨年より、SDGｓの課題解決や探究学習を実施している学校から、企業取材や非常食についての取材依頼が増えており、そうした教育現場の要請にこたえるべく、コロナ禍での新しい“防災教室”として、オンラインでも受講可能な 教室を実施しております。
※「防災教室」 詳細はこちら https://www.onisifoods.co.jp/school/

　東日本大震災を契機として、企業や学校でも防災への取り組みが進む中、2020 年より文部科学省の指導要領改 訂に伴い、新しい時代に対応する「防災教育」が掲げられ、教科書・マニュアルにとどまらない「主体的」な学びが求め られております。尾西食品では学校や企業と連携し、「非常食」を通じて未来を担う子ども達に防災や備えの大切さ を「体験」しながら知ってもらう活動や取り組みを進めています。